幟(のぼり)、旗指物は、古来より武家の存在感、家名のシンボルとして大切に守られてきたものです。陣立てにおいては何よりも家名を誇示し、活躍の様を伝える目印でした。

その幟に、英雄伝説の武者姿を組み合わせたものが武者絵幟です。
中世戦国期の勇将をテーマに選び、躍動感にあふれる構図と遠目にも鮮やかな配色は、大きな絵巻。その力強さは誰しも男児の人生での活躍をかさね合わせるでしょう。